美容室内で１番下の立場。

主にシャンプーと、スタイリストの手伝い・ヘルプ・片付け・掃除・タオル干しなどが仕事。
仕事はシャンプー・カラーリング・ワインディング・ブローまでくらいができる美容師を総称としている。

ヘアスタイルの知識はまだあまりない。

おもな仕事内容
アシスタントの仕事は、そのときのお店の状況などによっても異なりますが、おもに以下のようなものを担当することが多いです。

スタイリストとの違い
基本的に自分が指名を受けてお客さまを担当することがない状態がアシスタントになります。

先輩のスタイリストの方たちの、指示を受けながら日々の業務を進めていく日常を送ることになるのでそこは理解しておいた方が良いでしょう。

先輩に言われたことは必ずこなさなくてはならないことが多くかなりきつい時期といえます。体力的にも精神的にも非常に苦労を感じる人がかなり多い業界とも言えます。

しかし、このアシスタントの時代にどれだけのものを日々の業務の中で学びとるのか、何を吸収るのかによって、その人の今後のスタイリストとしての成長スピードも大きく変わってきます。

もし下積みを現在している方は1日でも速くスタイリストになれる日を目指しながら一つ一つの業務の意味を理解し、美容師アシスタントという仕事に前向きに取り組むと同時に、今自身が持っている技術力をさらに磨き込むための練習に励むことがもっとも重要といえるでしょう。

ちなみにアシスタントからスタイリストデビューまでの道のりは(平均勤務年数)はおよそ3年と言われています。

なのですが、この3年間の間が美容師として最も苦労する時期と言われていて、美容師を離職してしまう人の70～80％は、入社から3年以内に辞めてしまうというデータもあるくらいです。
その理由は、自分はいつになったらお客様の髪が切れるようになるスタイリストになれるのか、その着地がキレイに見えないまま、自分カット技術やカラー技術を練習し磨くといった日々が毎日夜遅くまで続いてしまうことにあるのです。

【美容アシスタントがスタイリストデビューするまでのスキルカリキュラム】
　1年目 前半 …　接客、シャンプー、マッサージ、トリートメント、カラー塗布
　1年目 後半 …　カラー応用、縮毛矯正、ブロー・スタイリング
　2年目 前半 …　パーマ基本、特殊パーマ、ヘアセット
　2年目 後半 …　カットの基本、着付け、メイク
　3年目 　　 …　カット応用（ショート・ミディアム・ロング）

上記すべての技術・スキルテストに合格しなければスタイリストとしてデビューすることは出来ないのです。

さらに、問題としてこの業界が抱えているのは、新人のスタイリストをデビューさせられる体制が整っていない美容室がとにかく多く存在しているということです。
どの業界でも頭を悩ます人手不足からアシスタント業務を担ってもらう美容師が足りず、スタイリストとしてデビューできる実力があるにも関わらず受け入れる枠がないということもざらにあります。

美容業界全体としていえるのは、いかにアシスタントに効率よく技術を身に付けさせ早期デビューをさせるか、またアシスタントの方がやめてしまう離職理由をいかにして減らせるかということが美容業界全体の課題といえるでしょう。