ゴールデンポイント(頭のトップのこと)を通り、左右のイヤーポイント、つまり耳の付け根を結ぶ線のことです。
(厳密にはゴールデンポイントの少し前を通る線ですので、留意が必要です。)
主に、髪を前後に分ける目安として用いられるラインです。
フロント側の髪は前向きの毛流であり、バッグ側は後ろ向きの毛流となっています。
それをあらかじめ分けて別々にカットすることで、施術を簡単にするのがこのイヤートゥイヤーの役割です。
前後で分けていたカットを、最終的にはつなげることとなりますが、イヤートゥイヤーを目安に分けていれば、人によって特徴が異なる耳の「出っ張り」を考慮し、柔軟に施術を行うことができ、非常に便利です。
求められるヘアデザインや、お客様の頭の形状などにより、フレキシブルに捉える必要があり、美容室の現場ではややアバウトに考えられています。
美容師の間でも認識にズレがあることも十分に考えられるので、客として美容師に髪型をリクエストする場合は、この用語を用いず、自分が思い描くイメージを丁寧に伝えることをおすすめします。