空機関とは空気を含んだようなふんわりとした雰囲気や質感のことを指した美容用語。
英語に置き換えてエアリー感と呼ぶ場合もありますが、エアリーヘアのようにトップに空気感を持たせるスタイルと、緩めのカールで毛先付近に空気感を持たせるスタイルがあり、前者はショートやミディアムヘアに後者はセミロングやロングヘアに似合うスタイルになっています。
空気感を出すための技術はカット、パーマ、セットの3つの面からのアプローチが一般的です。
まずカットでは髪型の中に空気を含んでおける空間を作ることを意識しながら進めていき、凹凸のあるスキバサミでサイドやアンダーのセニングカットを行ったり、シャギーやレイヤーの技法で段を作ると空気を含みやすいヘアスタイルに仕上げられます。
カールやパーマで空気感を演出する際は太めのロットで緩く巻いてあげます。セットの際は柔らかいワックスを髪の内側から付けていくように意識してください。
持ち上げるように優しく揉み込むと、空気感のある髪型を再現できます。セット後はあまり外側から撫で付けたり押さえつけないようにするのがポイントです。
また、アッシュ系のカラーとも相性が良いと言われていて、髪を結う場合にも優しくふんわりと仕上げることを意識してください。