毛束感(けたばかん)とは名前の通り、髪の毛がある程度まとまって束のようになった状態のことをいいます。
毛束感のあるヘアスタイルは流れるような動きを演出してくれるので、カジュアルテイストとクールテイストを両立できるマルチな髪型です。
特に20代前後の若者に支持されており、男女共に取り入れたいテクニックの一つと言えるでしょう。
遊びの多い髪質の欧州人などは自然と毛束感が出る場合が多く、ミュージシャンやモデルからセレブ層まで多くの人々が毛束感のあるヘアスタイルを上手く取り入れています。
しかし、ストレートでコシとなめらかさのある日本人の髪質で毛束を作るためには毛量を間引くためのカットも必要になってきます。
このときのカット方法はセニングでもストロークカットでも構いません。
短い毛と長い毛がバランスよくミックスすることで動きのあるヘアになり、毛束感へとつながっていきます。
さらにカットだけでなくセットも毛束感を出すためには欠かせません。
スタイリングの際にはウエットの状態で毛先を中心に少量のワックスを使用し、ドライヤーで空気を混ぜるようにしながらブローしてください。
地肌までしっかりと乾いたら作りたい毛束を摘まんでねじる作業を繰り返しましょう。
癖のつきにくい髪質の方は仕上げにスプレーをかけると毛束感が持続します。
毛束がうまく作れない理由としてはそもそも毛束のイメージがあまりできていないことも考えられます。
しっかりとイメージをすることによって上手に毛束をつくることができます。
または毛束をつくること以前にセットに慣れていない場合も考えられます。
そういう方はセットをすることに慣れていきましょう。
束感を作るのにカットは重要です。
2ヶ月も伸びきった髪の毛で毛束を作ろうとしても難しいです。
また、髪型も重ためのスタイルだと髪の毛に重さがあるので毛束は作れません。
重めのスタイルと軽めのスタイルどちらが束感を作りやすいかは一目瞭然です。
もちろん、重めのヘアスタイルもかっこよくていいのですが、束感を作りたい場合は適していません。
毛束をしっかり作ってセットしたい場合は、カットをして、髪の毛の量をとってもらうのがいいでしょう。
髪の毛の量をとっても、長さが長い場合は毛束は作りにくいです。
これもまた、ホストのような感じに垂れ下がる毛束になってしまいます。
ホストの方々は、しっかりとキープできるようなスプレーを使っています。
だから長さがあってもしっかりと髪の毛がセットされているようになるのです。
毛束を作りたいのであればショートヘアにして、髪の毛に動きを出したいことを伝えましょう。
髪の毛の量が多い方はしっかりと量をとってもらうといいでしょう。
髪の毛をセットする前には、寝癖のままのつぶれた髪の毛じゃ上手くいくものも上手くいきません。
まず髪の毛をセットする前に、寝癖を取るために髪の毛を霧吹きなどで少し濡らします。
ドライヤーを使ってトップ(頭の上の髪の毛)が立ち上がるように乾かしてください。
この時にちょっとつまみながら乾かすのがポイントです。
ピンクの矢印のように、しっかりと半円を描くような気持ちで、手を丸めて髪の毛をつまみましょう。
髪の毛に動きを出す感じでふわっと立ち上がらせます。
そして、髪の毛を立ち上がらせるためには水色で囲ってあるところに向かってドライヤーの風を当てましょう。
そうすることによって、根元が立ち上がります。
上手にブローができていれば、この時点である程度は毛束感が出ます。
ちゃんとセットする前にベース(土台)をしっかり作っておくことで、毛束も作りやすくなります。
ジェルの場合も髪の毛に束感は出ますが、ワックスのような毛束感は出ません。
だから、セットの時にこだわりの束感を出したいのであればワックスがいいでしょう。
また、ワックスを使うと束感を調節しやすいです。
そして、ワックスにも適量があります。
ワックスをつけすぎるとその重みで毛束がつぶれてしまうので注意です。
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