英語で窪んだ、へこんだという意味。
カットする際に髪をスライスして引き出し、左右に比べ、真ん中を短くすり鉢上にカットする手法。

主に頭頂部などの骨格を補正し、バランスよく見せるために使われる技法だが、
頭のどの位置に、どのくらいのスライスを引き出すのか、またどれぐらいの深さのコンケーブをつけてカットするのかによって仕上がりは大きく変化する。

代表的な例をあげると、頭頂部が平らな頭の形を補正したい場合、頭頂部をふんわりさせて高さを出す必要がある。
頭のトップ付近の髪をまっすぐに引き上げ、コンケーブでカットし、真ん中で分けるように下ろすことによって、中央の髪は短めにカットされ、立ち上がり気味になる。

両サイドの髪は長めなので、すんなりとボリュームが抑えられた状態にすることが可能。
その他、活用法は、ストレートサイドの毛先を尖らせた前下りのボブヘアにする際にも使われる。

特に欧米でこの髪型は支持されており、有名人でこのスタイルをする方が増えている。
繊細な仕上がりになる優れた利点のあるカット方法だが、美容学校ではあまり指導されていない。