「透け感のある」「透明感のある」という意味をもつシアという言葉は英語です。
薄くグレーがかった紫色で、ゼニアオイ(葵)という花を指すことをフランス語でモーブと呼びます。青みがかった野草の花の多くはこの色になります。
これらの2つを組み合わせることにより、シアモーブは、透明感のでている、青みがかったようなスモーキーな色のヘアアッシュカラーのことを指しています。髪の赤味をとりのぞいたアッシュでも、淡いピンク系の色でもなく、やわらかなヴェールがかかったような雰囲気になるので、子供っぽくなく甘くなりすぎずといった大人っぽくかっこいいでありながら女性らしさもしっかりでた印象になれるカラーで人気の色の一つです。
アジア人の多くは髪の毛の赤味が非常に強い傾向があり、セルフで色を抜いたり染めたりすると赤に近い、オレンジ野用色に寄ってしまうことが多くありますが、グレーがかった青紫をのせることにより、ハーフモデルのような、透明感のある雰囲気に仕上がるのです。
ツヤ感がアップするようになっていて、かつパールグレーがプラスされているカラーも多様にあります。暗めの色の髪に入れると、シアモーブは、黒や濃い茶色を大人っぽく人とはことなったオリジナリティのある、外国人風の印象に人に与え、見せることが可能になります。明るい系の色に入れると、発色はさらによくなり、壮大でドラマティックな色気たっぷりの印象に変化します。
一方で、明る系の色に、シアーモーヴつまり暗めの色を取り入れる事により、さらも洗練され落ち着いた雰囲気へとがらりと雰囲気を変化させることも可能です。
それらを楽しむ方も多数いらっしゃいますので、変わること=悪いことということではないのです。
グレーとベージュを合わせた言葉を、グレイッシュベージュと呼びます。また短縮形で別名グレージュとも呼ばれています。
ヘアカラーのグレージュは非常に暗めの色なので、仕事やバイトの面接、お葬式、法事関係などのフォーマルな場にもふさわしく、相手を不快にさせることはありません。
それと同時に自分らしいおしゃれも楽しみたいという人に特に支持されています。
色の印象は外国人風の自然なくすみを表現しながら、さらにアッシュ感が出すぎない、ベージュの特徴や特性も出る色合いになっています。
通常時のグレージュよりも少しアッシュ寄りのアッシュグレージュなどは比較的に幅広いバリエーションがある色でもあります。
ミステリアスでクールな雰囲気が楽しめる色になっていますので、白のコートなどを用いたすっきりした清潔感・透明感が備わったファッションと合わせられることが多いのでそういったファッション好きにオススメできる髪色になっています。
映えやすいグレージュの髪型としては、ボリューム感のある大きく激しいウェーブのロングヘアが挙げられるでしょう。
一方でショートやボブヘアをグレージュ色にすることで、大人っぽさではなく幼い少女っぽさの中にミステリアスさが入るような、
ロマンティックでありながらミステリアスな雰囲気にすることが可能です。
クールな色合いなので、髪に透明感が出ることで、さらさらな質感を演出することもできるようになります。