目が細かめのクシに、細いとがった持ち手が付いているコームの事。
またの名をリングコームとも呼びます。
テールを使用し、カットする際に引き出す髪を取り分けたり、パーマのロッドに巻く髪を取り出したりして、クシ部分でとかしてからカットしたり巻いたりします。
スタイリストによっては、持った際に親指を乗せる部分を丸く、熱で溶かすなど改造し、使いやすくしている場合もあります。
コームの目の粗さによっては、髪を引き出した際にかかるテンションが変化するので、髪質によって、またウェット状態で使うのか乾いた髪に使うのかで使い分ける事もあるのです。
マイクロカプセルに入った、保湿成分のはちみつやローヤルゼリーが使用されており、よりなめらかなクシ通りを実現するテールコームも存在します。
頭皮を傷めてしまわぬよう、クシの歯やテール部分に特殊加工がされているモノや、素材に抗菌剤が入っているモノ、カラーやパーマなどの薬剤や、ドライヤーの熱などで変形や変色しにくい丈夫なモノなど、プロが使用している上質なものには普通のクシにはあまり見られない特徴があるのです。