主にカットの際に使用される美容用語で、頭部の髪の生え際の中でも最も出っ張りのある部分を指す言葉。
こめかみにも当たる部分で、名前に使われているテンプルは英語で「こめかみ」の意味を表しています。
テンプルポイントをイメージしにくい場合には、英単語「テンプル」のもう1つの意味である眼鏡のつるを参考にすると良いでしょう。
眼鏡をかけた際に、つるとフェイスラインがちょうど交わるポイントがテンプルポイントとなります。
カットではツーセクションカットの際にテンプルポイントを利用する機会が多く、主にオーバーセクションとアンダーセクションを区切る基準として活躍する重要な要所となっています。
後ろの分け方は頭蓋骨の形に合わせて個人差が出るのですが、サイドはテンプルポイントを目安にするので、あまりずれることはありません。
テンプルポイントの髪には個人の癖が出やすいケースもあり、特にパーマや縮毛矯正をかける際には注意が必要となるのです。
前髪やサイドの雰囲気へ大きな影響を与える為、パーマがかかりにくい、取れやすいといった経過を繰り返す場合には強めにかけるなどの対応を行うと良いです。
カラーリングの際は塗り残しになりやすい部分ですので、意識して前半にカラー剤を塗布しましょう。