主にパーマでロッドに髪を巻いて行く時に、引っ張らずに柔らかく巻く事。

テンションは英語で緊張という意味で、美容業界では、髪を引っ張りながらパーマのロッドを巻いたり、ブローをしたりする力加減の事を指します。
ノーテンションでロッドを巻くことによって、パーマの際に髪にかかってしまう負担を押さえられます。

髪は、強く引っ張ることによって3％伸びます。
このように無理に引っ張った状態で薬剤を付けると更にダメージは増加してしまいます。
引っ張りすぎると頭皮が痛くなったり、切れ毛の原因にもなってしまうのです。

また、ノーテンションで巻くと、仕上がりがとてもナチュラルになります。
ゆるふわパーマにしたい方は、ノーテンションで巻くことが必要ですが、均一な力の抜き具合で巻いていかなければならないので、高い技術力が要求されます。

カットの際もノーテンションで、目の粗いコームで髪を引き出しながらカットすることによって、髪が引っ張られている状態に比べ、より髪本来の自然な形で切ることが出来るので、仕上がりも再現性が高いナチュラルなものになるのです。

髪を梳かす際もノーテンションで、まず毛先からほぐすように梳かしていけば枝毛や切れ毛を防ぐことが可能なのです。