*髪が細くて弱い毛質の方
*元々は丈夫な髪だったけど
年齢とともにハリコシやツヤが無くなり、
弱くなってしまった毛質の方
へお伝えすべきことがあります!!
細毛さんは
ツヤのある髪質の方も多いので、
一見丈夫そうにみえるのですが、
元々髪自体の成分である
「タンパク質量が少ない」
ため少しでも減らしてしまうと、
すぐに元気が無くなってしまいます。
(例えて言うならアンパンマンの
顔の中のアンがちょっとしか
入ってない感じです笑)
なので細毛さんのケアとして、
【紫外線のケア】
→アスタキサンチン(紫外線予防効果)
などの成分入りのオイルなどを使う。
【日頃のシャンプーなどのケア】
→お湯の温度は38度。
お風呂上がりはしっかり乾かす。
湯船に入るときは
毛先をつけないようにする。
【冷暖房による乾燥、摩擦の予防】
→なるべくスタイリング剤をつける
などして、常に水分や油分を
失わないようにする。
→ストールやマフラーを巻くときは、
毛先を巻き込まないようにする。
【シャンプー剤と洗い方】
→シャンプー剤は洗浄成分が弱いもの
補修成分が多いものを選ぶ
→シャンプーは毛先から泡だてた後
頭皮を泡だて、指の腹で押すように
シャンプーする
などなど日頃から気を付けなければ
いけないことは、小さいものから
大きなものまでたくさんあるんですね…
カラー剤、パーマ剤、縮毛矯正剤など
いろんな種類の薬剤があるのですが、
細毛さんには本当に注意を払って
薬剤選定をしなければ、
大変なことになってしまいます。
細毛さんは大きく2つに分けて、直毛の方とくせ毛の方がいます。
基本的に直毛の方は、キューティクルが整っていてツヤがあり、反対に細毛の方は、ねじれたりうねったりしているので、キューティクルが整っていないのでツヤがないんです。
薬剤を設定するにあたり、この「キューティクル」がダメージを大きく左右させます。
例えて言うとキューティクルは
【扉(トビラ)】
ツヤがあり整っている髪(直毛)は
トビラが頑丈で、逆にツヤがなく
ねじれてる髪(くせ毛)はトビラが弱く開きやすくなっています。
キューティクルの内部にカラー剤や
パーマ剤を入れて、作用させなければ
髪は変化しないので、どれくらいの力を使ってトビラを
開くかが重要な鍵になっているわけです。
ただ、今回の主役は細毛さん。
髪の内部にあるタンパク質量は少なく
ダメージしやすいことは変わらないので、トビラを開いたあとに
薬剤の強さと置く時間なども慎重に考えて行くことになります。
[一例]
強い薬をつかい短時間で急いで
トビラを開けて、短時間で結合を切る
(強い薬×短時間×短時間切断)
ドライヤー、コテ、アイロン、縮毛矯正
などの高熱の作用によりタンパク質で
できている髪の毛の内部はある一定温度を超えると凝固し、
硬い質感に変わってしまうんです。
毎日コテを使ってたり、ダメージが
大きい毛先に過剰にドライヤーを
当ててしまわないように気を付けていきましょう。
もちろんぼくたち美容師が
縮毛矯正をする場合のアイロン操作
も髪の水分量や髪質、温度設定など
最大限にタンパク変性を起きないような
努力をさせていただきます!!
細毛さんや加齢により、
弱くなってしまった髪質の方々は
①ダメージしやすい
②薬剤による浸透がはやく、もろい
③タンパク変性がおきやすい
という特徴があります。
その特徴とどのように向き合い、
美髪づくりに励んで行くかが
肝になります。
一緒にがんばっていきましょうね^_^
ロスロボスのイタルがお届けしました☆